当サイト内には、広告が含まれています。

覚悟の磨き方を読んでみた

覚悟の磨き方 吉田松陰 気になるヒト・モノ・コト

「覚悟」という言葉
以前、知人にその仕事をする覚悟があるの?と聞かれて、あると答えたものの、覚悟ってなんだろうと思ったことがある。

結局、覚悟がよくわからないまま、憧れていた仕事に就くこともなく今を生きている。

覚悟を決めて何かを成し遂げるなんてことはこれからもなさそうな人生ですが、この本を読み進めるうち覚悟とは「日々をどう生きるか」というごく身近な問いかけだと気づきました。

吉田松陰は幕末という激動の時代を生き、わずか30年という短い生涯を駆け抜けた人物です。

その彼が残した言葉を、今の時代にわかりやすく超訳してまとめたのがこの本でした。

ページをめくるたびに、自分自身の迷いや弱さを突きつけられるような感覚と同時に、「もっと前を向いて生きてみよう」という前向きな気持ちが湧いてきました。

第1章 本の概要

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』は、吉田松陰の残した名言を「志」「行動」「人との関わり」といったテーマごとに紹介し、現代風にわかりやすく解説した一冊です。

歴史書や伝記のように難しい言葉が並ぶわけではなく、一つひとつが短い文章でまとまっているので、気軽に読めるのが魅力でした。

忙しい日常の中でも、1ページ開くだけで心に残る言葉に出会える「人生のヒント集」のような存在です。

松陰の言葉には、時代背景を超えてもなお普遍的な力があると感じました。

それは「どう生きるか」「何を大切にするか」という問いが、人類共通のテーマだからだと思います。

読み終えてみると、これは単なる歴史上の人物の名言集ではなく、「今を生きる自分への手紙」のように感じられました。

第2章 心に残ったフレーズ

印象に残る言葉が沢山ありますが、その中でも1番心に響いたものは「感情が人生」というフレーズです。

楽しくて大笑いしていても、人がちらっとでもこちらを見たら、その笑いも止まってしまう位、人の目を気にして、泣くことは悪、嫌なことがあっても我慢して、自分の感情を抑えて過ごし、今もその傾向があります。

泣くこと、笑うこと、怒ること人として当たり前の感情を表に出して生きて行けたらもっと楽な人生になりそうです。
心を動かして楽しく過ごしたいですね。

また「やればわかる」というシンプルな言葉もいいですね。
やらずにうだうだ考えて時間を過ごしていることが多いので、胸にささります。
行動を積み重ねていくうちに知識や言葉が身についていくそうです。

頭で考えるだけでは何も変わらない。
勇気を出して一歩踏み出したときにしか未来は動かない。
その当たり前のことを、改めて真剣に思い出させてくれる一冊でした。

第3章 自分にとっての気づき

本を読み終えて振り返ると、やはり「どう生きるか」ということを強く考えさせられました。

吉田松陰は30歳という若さで命を絶たれましたが、その短い時間の中で多くの弟子を育て、日本の歴史を動かすほどの影響を残しました。

そんな生き方を前にすると、つい「まだ時間がある」と思って先延ばしにしてしまう自分の弱さが浮き彫りになります。

やりたいことがあるなら今やる。伝えたい思いがあるなら今伝える。

覚悟を決めるというのは大げさなことではなく、日々の選択を一つひとつ大切にすることなのかもしれません。

自分にできることを誠実に積み重ねていきたい。そんな前向きな気づきを与えてくれました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 [ 池田 貴将 ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/8/18時点)

楽天で購入

まとめ

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』は、歴史や哲学に詳しくなくても心に届く一冊でした。

大切なのは難しい知識ではなく、自分の志を持ち、行動に移すこと。

そして人との関わりを大切にしながら、限られた人生をどう生きるかを自分なりに考えること。

どのページにもシンプルで力強い言葉が並んでいて、不思議と読み終えたあとに背中を押してもらえるような感覚がありました。

もし日々の生活に迷いを感じたり、自分の生き方を見つめ直したいと思ったとき、この本は良い道しるべになると思います。

50歳を超えたいまでも、迷う事ばかりで先に進めない自分がいます。
立ち止まるのでは行動すること、今しかできないことが沢山ありそうです。

コメント